第50回中国四国地区図書館研究集会【開催記録(2009.10.22-23)】

 日程 : 平成21年10月22日(木)~10月23日(金)
 会場 : 高知会館(高知市)
開催要項

●研究集会メインテーマ『大学図書館は今~さらなる利用者支援を考える~』
1960年に始まった中国四国地区大学図書館研究集会も回を重ね50回を迎えることとなった。この間、図書館サービスは大きく変貌を遂げた。特にこの20年ほどはコンピュータネットワークの普及浸透によりその変化はめざましいものがある。
一方、当時10.3%であった大学短大進学率も現在は50%を超え「大学全入時代」の到来や国の施策、および18歳人口の減少により、「大学」も改革を余儀なくされている。
21世紀の知的社会基盤を支える大学に求められるもの、「各大学のミッション」を実現するために、大学図書館がいま何をすべきかを第1回開催から半世紀を経た現在、「利用者支援」の側面から改めて探っていきたい。

●プログラム
≪第1日目≫
13:00~13:10 開会挨拶 高知大学総合情報センター(図書館)図書部門長 池田 和夫

13:10~14:20 基調講演
大学図書館、変わらぬ存在意義を索めて 武蔵野大学図書館長 小西 和信

14:30~15:40 基調講演
『大学図書館における学習支援サービス利用者とともにつくる学習支援のかたち』
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 助教 呑海 沙織
発表資料サマリー

15:50~17:00 研究発表・実情報告
(1)『資料整備と教育・研究支援-島根大学における学術雑誌の利用環境整備』島根大学附属図書館 矢田 貴史 
(2)『統計データにみる利用者の情報探索の動向と支援方法の考察』山口大学総合図書館 川上 誠
(3)『徳島大学附属図書館新たなステージへ-バリアフリー化とラーニング・コモンズ-』徳島大学附属図書館 佐々木 奈三江
(4)『韓国大学図書館の利用者支援~2008 年度私立大学図書館協会海外集合研修(短期研修)に参加して~』川崎医療福祉大学附属図書館 平尾 恵子

17:10~17:50 ブラウジング・コーナー
(1)『図書館と利用者の関係について思うこと-受入担当の視点から-』広島大学図書館 込山 祐佳里
(2)『ガイダンスへの新たな挑戦』広島経済大学図書館 宮原 詩麻
(3)『図書館で働いて-今、思うこと-』ノートルダム清心女子大学附属図書館 吉田 由香利
17:50~18:30 休憩・移動
18:30~20:30 情報交換会

≪第2日目≫
9:00~12:00 分科会
第1分科会〈研究支援の側面から〉
①電子資料提供
②図書館活用PR
③学術機関リポジトリ
第2分科会〈教育支援の側面から〉
①情報リテラシー教育
②資料選定
③環境整備
12:00~13:30 昼食・休憩
13:30~14:00 全体会議
14:00~14:10 閉会の挨拶 高知大学総合情報センター(図書館)図書部門長 池田 和夫
14:10 閉会・解散
高知大学総合情報センター(図書館)見学


研究集会記録(全) 事前アンケート集計結果